voron 組立雑記 #3

前回からの続きです。

rn.nyaomin.info

今回は voron を組み立てるにあたり必要なドキュメントを揃えていきます。 voron を組み立てるのには時間が掛かるので、ドキュメントや参考になるものを予め手元に置いておくとスムーズに作業できます。

公式ドキュメント

まずは公式の組み立てドキュメントです。 これは最も活用するので必ず PDF ファイルをダウンロードして常に参照しながら作業を進めていきます。

必要なドキュメントは voron2.4r2 の組立マニュアルと stealthburner の組立マニュアルになります。 どちらも github からドキュメントをダウンロードできます。

voron2.4r2 マニュアル

stealthburner マニュアル

公式サイトのドキュメントページは更新が間に合っていないのか stealthburner へのリンクが見当らないなどの問題が一部あります。 なので、直接 github から取得するのが早いです。 ちなみに、本体のドキュメントリンクは "The Build" 項目にあります。 または公式のトップページ上にあるタブから "Printers" を選んで参照できます。 こちらであれば "Toolheads and Extruders" から stealthburner のマニュアルも参照できます。

siboor ドキュメント

で、問題は siboor のドキュメントですよ。

siboor voron2.4-aug は siboor 社の独自仕様がいくつかあります。 Z 軸のセンサが Cartographer Probe になっている等です。

これらの標準とは違う諸々の部品を組む為のマニュアルも揃えておきます。

大体は siboor 社の github ページ に記載されています。 リポジトリトップページの README.md に書いています。

また、"Manual" ディレクトリ内には公式の組立マニュアルにメモを加えた自社マニュアルがあります。

それと、電気配線に関しては一枚の画像で示しています。

まぁ、これらのマニュアルが散らかっているわけです。 ちょっと分かり難い上に、あっち見て、こっち見ての動作が集中を途切れさせます。 このあたりは「もうちょっとどうにかならんかったんか」と言葉にでそうになりました。

あと、どこか忘れましたが、私のキットに入っていた電気配線の画像は間違いがありました。 octopus pro ボードのジャンパーだったと思います。 ジャンパーの必要なところに記載がなかったです。

各電気部品の公式ドキュメント

上述した通り、私の場合は電気配線の画像に間違いがありました。 組んでいる段階で問題ないか各公式のドキュメントを参照して進めていたので気づくことが出来ています。 なので、電気部品メーカーのドキュメントも揃えておいた方が良いです。

使われている電気部品の主は BigTreeTech なのでそこを抑えておけば問題ないと思います。 ただし、Cartographer Probe は設定について複雑な部分があります。 公式サイトくらいは抑えておくほうが良いです。

bigtreetech の場合は "docs" という製品のドキュメントをまとめた github リポジトリがあります。

https://github.com/bigtreetech/docs

ここを抑えておいて、もっと詳しく知りたい場合は個々のリポジトリを参照すればよいと思います。 bigtreetech はマニュアルもしっかり整備されているので調べれば大方のことはわかります。 基盤系の説明が一切ないメーカーもあるので助かります。

cartographer については公式のドキュメントページを読めば十分だと思います。 組立てなどは siboor が行っていますが、klipper の設定をするときに必要になるはずです。

https://cartographer3d.com/

つづく

つづきます。 次から組立て開始します。