塗装ブースの設計製作 #設計準備

最近は既製品の組み立てばかりをやっていたので久し振りに新規でモノを作っていきます。

今回、作ろうと思っているのは塗装ブースです。 自分の作業部屋を用意して 1 年少し達ちました。 この間、場所の整理や必要な工具、棚などを製作してようやく理想の形になってきたところです。 残りのピースとして製作物や修理した物を仕上げるための塗装ブースが必要です。

しかし、色々調べてみると自作塗装ブースを作っている人は割と適当な感じで作っています。 特に風量の計算や測定などを行っていないようです。

また、メーカーの塗装ブースは当然のように詳細スペックや設計書を公開しておらず、かつ高価です。 流石に作った方が圧倒的に安いです。

ということで、拙い知識で設計製作するという道を選びました。

自作塗装ブースの問題点

塗装ブースを自作するにあたって誰か参考になるような設計をしていないかネット上を探してみました。 塗装ブースの自作については特にプラモデルを趣味としている人がよく作っています。 簡単に調べても youtube や個人のブログ等で色々出て来ます。

しかし、web 上の動画や記事を見ても塗装ブースの "形" や価格ばかりを強調しているものばかりです。 形的にはガットワークス社の NB-03 ネロブース 型がよく選択されています。 まぁ、正直、私も塗装ブースを作るのであればこの形にします。

形はそれとして、塗装ブースの "設計" として参考になるサイトがなかったので私の記事では "設計" に焦点を当てようと思います。

特に、塗装というのは有機溶剤を使用する特定作業となります。 本来であれば段ボールで適当に形を作ってファンを取り付けました等のことは避けるべきです。

趣味で軽くやる作業だから問題にならないという考えも理解はしますが、やはり安全に作業できる環境の方が安心です。

有機溶剤予防規則

塗料の溶剤に使われているトルエン等の溶剤をある程度の量扱う際には有機溶剤予防規則が適応されます。 個人の趣味で行う塗装程度であれば全く問題にならないのですが、安全な作業においての参考になります。 特に溶剤の中毒は重大な健康被害になる可能性があるので知っていて損なしです。

https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-2/hor1-2-21-m-0.htm

次のような書籍もあるので、読める機会があれば読んでもいいかもです。

https://shop.jisha.or.jp/products/22151

局所排気装置

塗装ブースは所謂、局所排気装置に該当します。 局所排気装置とは有機溶剤等の有害な物質を屋外に排出する装置全般を指す言葉です。 フードやら配管やらを全てを含んで局所排気装置と言います。

この、局所排気装置について設計の参考となるテキスト、技術書はすごく少ないです。 上記の予防規則テキストを作成している中央労働災害防止協会が発行しているテキストくらいしか見たことがないです。 専門の業者や設計会社等には詳しい技術書があるのかもしれませんが、少くとも私は局所排気装置に関する書籍は二つしか見たことがないです。

実は一冊だけ、割と新しい書籍を持っていたりします。

参考書籍

設計はこの書籍を参考に行います。

つづく

塗装ブースを自作して作業部屋で出来ることを増やしていきます。

自作の塗装ブースは設計の参考になるサイトが見つからなかったので自分で設計をすることにしました。

できるだけ、設計に関することをまとめていきます。

rn.nyaomin.info