3Dプリンタの改造 #3 マザーボードの交換

勢いで買った3Dプリンタマザーボードが届いたので交換していきます。
買ったマザーボードはこれです。高い方と安い方があったので安い方にしました

一応、純正の creality 製なので、特に問題なく交換できるはずです。
あと、なにやら静かになるらしいです。
ちなみに、交換前のプリント中騒音は 54dB でした。

はじめに

最初は買ったマザーボードを眺めます。

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交換用マザーボード

バージョンは V4.2.7 です。
アマゾンのページではステッピングモータのドライバが TMC2208 と書いてあります。
しかし、creality 公式ページによると V4.2.7 のドライバは TMC2225 となっています。
TMC2208 の場合、V4.2.2 になるはずなのですが、わけがわかりません。
まぁ、正直、TMC2208 でも TMC2225 でもそこまで差はないと思っています。

また、このマザーボード V4.2.7 は USB の電源回路設計がよくないものがあり、海外では発煙するなどのレビューがありました。大丈夫な人も多くいたのでロットの問題だと思いますが、最初に起動する時は注意が必要かもしれません。

私は発火とかしたら元に戻せばええやんって考えで交換していきます。

分解

純正のマザーボードを取り外すためにカバーを分解していきます。
なんか、白っぽいホコリがいっぱい写っていますが、これはフィラメントのカスです。掃除しておきます。

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カバー表

表の手前に見えるボルト1本と裏のボルト3本を取り外します。

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カバー裏

計4本のボルトを外すとカバーが開いて、標準のマザーボードにアクセスできるようになります。 基板のバージョンは V1.1.4 となっています。交換後はいらないと思いますが、とりあえず保管しておきます。

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標準マザーボード

では、交換していきます。

交換

creality 社の純正マザーボートとなるため、基本は抜いた端子を同じ位置にある端子に差し込むだけです。 配線自体にも目印をつけてくれているため、問題なく交換できると思います。

写真は撮っておきましょう。

注意点として、標準のマザーボードは端子をホットボンドで固定しています。これをマイナスドライバや適当な工具で除去しないと端子を外すことができません。これがちょっと大変。

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ホットボンドで固定されている

マザーボードを交換して配線をまとめました。

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交換完了_1

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交換完了_2

所要時間は測っていませんが、30分から1時間ぐらいで終わりました。

起動

マザーボードの交換が終わったので、起動してみます。

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起動画面

ver 1.0.1 というファームウェアが入っているようです。
marlin というのは 3D プリンタを制御するオープンソースファームウェアのことです。まぁ、モータとかを制御してるやつと思って大丈夫です。

ファームウェアは次回でも新しいものに書き換えます。

モータの動作音ですが、「無音」に近い状態になりました。静音効果は抜群です。
デシベル値で言うと 43dB まで下がっています。この音はファンの動作音です。
モータの動作音が劇的に下がったので、これは非常に良いです。

あとはファンの音さえ下げれば、動作中かわからないほどに静音化できそうです。
これはやるしかないですね。

おわり

マザーボードの交換は終わりました。
次はファームウェアを最新にすること、それと、各モータのキャリブレーションを調整する必要があります。 特にエクストルーダのキャリブレーションがズレていると思います。

とりあえず、次回はファームウェアの更新を行おうと思います。