Steam Deck を買うか否か

最近のゲームに関する大きな話題として Steam Deck の日本発売が決定しています。 今の所、年末に出荷予定となっています。

ライト層とは言え、一応ゲーム好きな私としては無視できない話題です。

スペック

主な仕様に関しては公式サイトに詳細が載っています。

https://store.steampowered.com/steamdeck#SaleSection_24468

CPU として 4c/8t の AMD Zen2 が搭載されており、RAM は 16GB の DDR5 オンボード RAM が搭載されています。

CPU 性能は PS4任天堂 Switch より上です。 GPU の性能は検証している記事を調べた結果、Switch よりは上で PS4 と肉薄、PS4pro よりは下という感じらしいです。

RAM に関しては 16GB とその辺の PC より積んでいます。 RAM の搭載容量は十分だと思います。 むしろ、Steam OS (arch linux ベース) の要求スペックを考えると随分搭載したなという印象です。 携帯機というよりも小型ゲーミング PC として捉えているのかもしれないです。

多分、Windows も快適に動くスペックにしたかったのかもしれません。

また、ディスプレイは 1280 x 800 (16:10) の 7 インチとなっています。 解像度は Switch と同じで、LCD の大きさは Switch より大きくなっています。

気になるのは重さで 669g です。 これは一般的なペットボトル飲料より重いです。 コンビニ等で売っている増量したお茶のペットボトルくらいです。 携帯して遊ぶゲーム機としては相当に重いです。

ちなみに、Switch は 400g くらいです。

価格

円安の影響もあり、はっきり言って携帯機としては高いです。

容量 (GB) 価格 (円) 特徴
64 59,800 eMMC
256 79,800 NVMe SSD
512 99,800 NVMe SSD,プレミアム防眩エッチングガラス

OS で使う容量や PC ゲームのダウンロード容量を考えると 64GB では絶対に足りないです。 また、昨今の PC ゲーマーは SSD 搭載の PC を使うことが普通です。 HDD よりマシとは言え、今更 eMMC のストレージ速度で満足できるとも思えないです。 また、SD カードで容量を増やせるらしいですが、同様の理由で速度面で満足できないと思います。

つまり、まともに Steam Deck で遊ぼうと思うと 80,000 円から必要となります。

ちょっとゲームライト層にはきつい価格だと思います。

タイトル数

Steam は知っての通り、世界最大の PC ゲームストアです。 大手のゲーム制作会社からインディーズゲームまで非常に幅広く取り扱っています。 タイトル数において不満がでることはないと思います。

各プラットフォームの独占タイトル以外は全てのゲームがあると言っても過言ではないです。

気になる点

Steam Deck に関しては気になる点が 2 つあります。

  1. スティックやボタンの配置
  2. ゲームの最適化

はじめに、スティックやボタンが横に配置されていることが気になります。 実機を触ったことがないので詳しくは不明ですが、持ちにくそうに感じます。 親指は真横に動かすより、付け根を中心に孤を描く動きのほうが自然だと思います。 真横に動かす場合、指を伸ばすという行為が入るため、例えば、視点移動を繰り返すゲームの場合、疲れるのではないかと思います。 Xbox 系の配置が自然に思います。 ただし、実機を持ったことがないので持てば印象が変わるかもです。

次に、Steam 系のゲームは PC でプレイすることを前提とする物が多いです。 PC でプレイするゲームはキーボードとマウスの使用を想定していることが多く、ジョイコンに最適化されているか不明です。 一応、ボタンの数を増やすなど対策は行っているようですが、プレイの快適さはどうかわからないです。 ただし、コンシューマでも販売されているタイトルは大丈夫だと思います。

感想

今のところ、私は様子見しようと考えています。

最も大きな理由は価格が高すぎることです。 私のようなライト層は相手にしていないと思いますが、ちょっと躊躇する価格です。 ハードウェアのスペックは良い感じですが、この金額を出すのであればもう少し足して PC を新調します。

とりあえずゲームをするのであれば Switch で十分だと今のところは思っています。

余談

Switch も息の長いハードにする可能性があります。 半導体も不足していますし、発売から数年経った現在も順調に売れ続けているのでそこまで急いで次世代機を出す必要はないと思います。