手持ちの3Dプリンタを市販部品で改造していきます。
とりあえず、簡単な改造から行います。
今回の改造はフィラメント送るエクストルーダとチューブ、あとノズル部分の清掃です。
買った部品はこれです。
はじめに
現状の写真を撮っておきます。なにかあった時に参考になるため、色々な機械を分解する前は写真を撮ることをおすすめします。ちょっとした改造でも意外と役に立つことがあります。
エクストルーダ部
今回改造する部分の全体
交換用エクストルーダ
エクストルーダの交換
では、エクストルーダを分解していきます。
と言っても今回改造する箇所は非常に簡単な部分になります。
ほとんど同じ部品を付け替えるだけとなります。
純正のエクストルーダを外します。
注意点として、スプリングで保持している部品を分解する時は慎重に行います。
特にスプリング部を外す時はスプリングが飛ばないようにカバーをするか、小さなスプリングであれば手で覆います。
スプリングが飛んでいくと悲惨なことになりかねません。(何回か悲惨な現場を見たことがあります。)
分解します。
分解後に交換用のエクストルーダを取り付けます。
純正とほぼ同じなので、ポン付けできます。材質がアルミに変わっています。
しかし、スプリングの抑え方が気に入らないです。製品の写真によると付属のボルトを差し込んで抑えるようですが、この方法だとスプリングを縮める際にボルトの頭がスプリングの隙間に入ってしまい動作がスムーズでないです。純正品だとしっかりスプリングの内径に合わせて部品を用意しています。品質を向上させる改造部品なのにこの点はだめですね。
このあと、純正の部品とボルトを工夫して、スプリングがスムーズに動作するように手直しをしました。
全体的に滑らかに動くようになり、満足です。
チューブとノズルの交換
次に、フィラメントを送る際にガイドとなるチューブを交換します。エアーのホースでいいじゃんと3Dプリンタマスターの友人に言うと絶対に交換しておけと言われたのでやってみます。
なんかフィラメントの通りがすごいスムーズになるそうです。
ホースの交換は純正品を抜いて、同じ長さに切って取り替えるだけです。簡単。
ホースを交換するついでに、結構使ったノズルを交換しておきます。
ノズルを冷やすファン部分を外します。
そして、先端のノズルを取り外して交換します。この時に、フィラメントが通る箇所全体を清掃しておいたほうがいいです。ついでというのもありますが、3Dプリンタの造形において、フィラメントの押し出しというのは重要箇所で清掃しておかないとトラブルの元になりやすい部分となります。可能な限り、キレイにします。
交換、清掃終了
今回の改造完了
今回の改造は終わりです。
非常に簡単な改造ですが、機械をイジるというのは楽しいものです。
改造後の全体
最後に配線とホースを整えて終わりです。
次回はガラステーブルと高さ調整部の改造を行います。