3Dプリンタの印刷ミスと静音化への道

3Dプリンタの静音化を目指し動作音がうるさい標準のファンを交換しようとしています。
ファンぐらい簡単に交換できるやろと思っていましたが、なんと使われているファンが24V仕様のファンでした。
24Vというと工場なんかでよく使われている電圧になります。そして、24Vのファンとなると静音性が微妙です。やはり最も簡単で良い方法は12VのPC用静音ファンを使う事となります。

と、いうことは24Vの電圧を12Vに降圧する必要があります。
そこで、降圧機を追加することになるのですが、ファンは全部で3つあるため、3つも降圧機を用意しないといけません。標準の基板ケースにはそんな物を置くスペースがないため、基板ケースから作らないと駄目そうです。

まとめると
標準のファンを交換するためには基板ケースを作り、降圧機を3つ追加する必要があります。ファンを交換するだけの話がなんか大きな改造の話になっていきました。

まぁ、楽しみでやっていることなのでやってみようと思います。

そして、適当に設計して印刷した基板ケースがこちらです。

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基板ケースの印刷物

写真で撮るとそうでもないですが、大失敗しています。
そもそも、右側に写っている小さい棒みたいなやつは基板を乗せる用の物です。
本来はケースに付いてないと駄目なやつです。ええ、折れているのです。

さらに、ケースやし補強とか特にいらんやろと考えて目を瞑って印刷しました。
おもいっきり曲がっています。しかも曲がりを直そうとして端が割れたし......

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曲がって割れているケース

ちなみに、このケースですが、印刷するのに「10時間」かかっています。
久しぶりに心が折れそうになっています。

設計を含めて全てやり直します。

反省点として、1つの部品を大きくしすぎています。もう少し分割して、印刷時間を短くすればミスした時もリカバリーしやすいと思います。

また、フィラメントも問題です。
今使っているフィラメントはプリラインというメーカーのPLAですが、このPLAは他の物に比べて固いです。そのため、ちょっと力が加わると折れてしまいます。ボルトで押さえる箇所がある部品には向いていない感じのフィラメントです。色は黒となりますが、柔軟性のあるフィラメントを次から使います。

失敗を考慮して設計し直します。

しかし、10時間もかけて印刷したものが完了10分後には割れるとか悲惨です。
今日1日の印刷はなんだったのか......