Orijinal Prusa MINI のクローン品を作る #3 組立完了とテスト印刷

前回からの続きです。

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今回は組み立てた最終型とテスト印刷を行います。

組立完了

前回の構造部組立から基板を設置して配線を行うと組立は完了します。 この辺は特に変わったことがなく、公式の配線図と全く同じになります。 そのため割愛します。

ちなみに、基板の配線図は公式にわかりやすい写真が掲載されています。

配線図

配線終了後は見た目をキレイに整えて組立完了です。

最終組立完了

正面から

上から

趣味で遊びということで配線もキレイに整えていると思います。 仕事ではもっと適当にやるので好きな事との違いが出ています。

また、CLOUDRAY モータの見た目が意外と良いです。 公式と同じ方向でモータを取り付けるとシールが反対に向きますが、遠目から見るとなかなか洒落ていると思います。

その他、Prusa MINI の base カスタムもついでに行っています。

https://blog.prusa3d.com/enter-the-mini-base_50290/

インサートの印刷が間に合っていないため見た目が黒いですが、最終的に白のポイントが出来る予定です。 過去に行った正規品の改造と同じ状態になります。

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テスト印刷

組立が完了したのでテスト印刷を行います。 印刷するモデルは 3Dbenchy と XYZ のサイコロです。

印刷しました。

テスト印刷

XYZ サイコロは Prusament PLA を使い印刷しています。 非常にキレイな造形ができ、各種寸法も 0.1mm 以下の精度で印刷できています。 主に角部で寸法のズレが出ますが、それでも 0.1mm 以下、大体 0.05mm なので十分な精度です。

3Dbenchy は eSUN PETG を使い印刷しています。 吸湿しているようで印刷中に所々プチプチと鳴っていましたが、外見はキレイに出来ています。 本家の Orijinal Prusa MINI よりキレイに出来ているかもしれないです。

ただし、オーバーハング部は一部で乱れています。 個人的な印象では eSUN フィラメントはオーバーハングに弱いと感じています。 まぁ、こんなものです。

オーバーハング

クローンを作った簡単な感想

Orijinal Prusa MINI のクローンを作ってみました。 キットではなく、全ての部品を自分で選定して購入しています。 総額は 70,000 円程で公式で買うより 10,000 円ほど安く手に入れることができます。 ただし、中華のクローンを買うと更に安く、50,000 円ほどで手に入ります。

個人的に Prusa 系のクローンを作るのは勧めないです。 微妙に日本で手に入りにくい規格の部品が使われており入手性が悪いです。 それらを探す手間と組み立てる手間を考えると正規品を買った方が良いと思います。

まぁ、色々と経験になったのと楽しかったのでヨシです。

次は時間と予算を検討して VORON 辺りを作ってみます。