linux 及び Emacs での日本語入力に関する個人的なメモです。
PC の日本語入力関係で迷走していましたが、結局 kkc という最もシンプルなソフトウェアを使用することにしました。 日本語入力関係で迷走していた理由は割愛します。
https://github.com/ueno/libkkc
かなり歴史のあるソフトウェアですが、構想がシンプルな分快適に動作します。
辞書も少し前に使用した skk の辞書が使用できます。 辞書の構成も簡単なので辞書ファイルを少し弄れば余計な変換候補を消すこともできます。
また、辞書ファイルに直接書き込むことにより、単語の登録も簡単にできます。 まぁ、このあたりは google 日本語入力でも簡単に出来るのでそこまでの優位性はないと思います。
ここまで書いて解る通り、kkc を積極的に使用する利点は無いです。 特に快適な日本語入力が出来るわけではなく、google 日本語入力や Anthy を使用している状態と変らないです。 完全に趣味で遊んでいるだけとなります。
ちなみに、kkc は Emacs でデフォルトの日本語入力に設定されています。 多分、大概の人は使用していない入力方式だと思います。
とりあえず、普通に使えるように設定しました。
;; kkc (load-library "~/.emacs.d/dic/ja-dic.elc") ;バイトコンパイルした辞書ファイルを読み込み (use-package kkc :bind (:map kkc-keymap ("C-h" . kkc-cancel) ;C-h で kkc の動作をキャンセルする ("C-j" . kkc-terminate) ;C-j で変換候補の決定 :config (setq kkc-init-file-name "~/.emacs.d/rc/kkcrc") ;kkcrc ファイルの場所を変更 ) (use-package quail :bind (:map quail-conversion-keymap ("C-h" . quail-conversion-backward-delete-char) ;C-h を backspace として使用する ("C-j" . quail-no-conversion)) :config (setq quail-japanese-use-double-n t) ;nを二回入力したら「ん」となるようにする )
後は変換で気に入らないものがあれば個人の辞書に追加していくだけです。
例えば、kkc で "はくれいれいむ" と打っても期待通りの変換はしてくれないです。 そこで、kkc の辞書に 「はくれいれいむ /博麗霊夢/」と追加すると記入した内容で変換してくれるようになります。
kkc は単語の学習機能なども無いですが、個人の辞書を上手く設定することにより快適な環境を作りだせます。 既存の使ったことも無い漢字を削除して無駄な変換候補を減らすことも可能です。 辞書自体の構成も理解しやすい為、誰でも変更できると思います。
少しずつ育ててみようと思います。