SKK 日本語入力を試して挫折した

SKK とかいう非常にマニアックな日本語入力を試してみました。

https://github.com/skk-dev

結果としては全く慣れないです。 慣れると非常に速い入力が可能らしいのですが、私の場合は通常の日本語入力に慣れすぎている為、タイピング速度は全然上らないです。

あと、shift キーを多用し過ぎているので、指が疲れます。

SKK 日本語入力システム

PC で日本語を入力するためには IME (インプッドメソッド) と日本語入力システムを使用します。 WindowsmacOS の場合は一括して Microsoft IME や 「日本語入力プログラム」 と呼ばれているようです。 他には Google 日本語入力 (Mozc) が有名所だと思います。

この、日本語入力システムと呼ばれる部分に SKK と言われるソフトウェアがあります。 37 年ほど前に日本人の方が開発して今も後継ソフトが保守されている生きの長いソフトです。

SKK は慣れると確かに速そうではありますが、入力方法が通常のシステムと比べ大きく変わります。 そのため、好き好んで使う人以外は触る機会もないと思います。

SKK の基本的な入力方法

何はともあれ SKK を起動します。 Windows で言うと 「半角/全角」 を押して日本語を入力できる状態にします。

平仮名

平仮名を打つ時は通常通り、ローマ字で入力します。 SKK の場合は日本語を入力すると一文字毎に入力が確定していきます。

通常の入力 -> 「こんにちは」 と入力して Enter で確定します。

SKK の入力 -> ko と入力した時点で 「こ」 という文字が確定します。 nn と入力すると 「ん」 という文字が確定します。 つまり、入力後に Enter を押す必要がなくなります。

漢字

問題は漢字の入力です。

SKK で漢字を入力するためには、はじめの文字を大文字で入力する必要があります。

通常の入力 -> 「nitiyoubi」 と入力して変換すると 「日曜日」 となります。 SKK の入力 -> 「Nitiyoubi」 と先頭の文字を大文字で入力します。 つまり、「shift」 キーを押しながら入力することになります。

また、送り仮名がある感じの場合は次のようになります。

通常の入力 -> 「ookii」 と入力して変換すると 「大きい」 と空気を読んで漢字を選んでくれます。 SKK の入力 -> 「OoKii」 と漢字にする部分の始めと送り仮名の始めは大文字にする必要があります。 送り仮名を入力した時点で空気を読んだ漢字を選んでくれますが、如何せん 「shift」 キーを多用します。

カタカナ

カタカナの場合は日本語を入力できる状態で 「q」 キーを押すか、漢字変換をできる状態で 「q」 キーを押すとカタカナに変換できます。 これもなかなかに特殊な操作です。

感想

一応、この記事は SKK 入力で書いています。

慣れの問題もあって、えらく時間は掛かっていますが、全く書けないということは無いです。

ただし、やはり shift キーを多用するというのは小指が疲れます。 「capslock」 を 「shift」 として使用すればそこまで負担にはならないと思いますが、私の場合は既に 「Ctrl」 に割り当てています。

短い文章であれば問題ないですが、長い分は通常入力の方が疲れないと思います。

おわり

SKK というちょっと特殊な日本語入力を試してみました。

「shift」 キーの多用が私には合わないです。

私の感覚では普通が一番です。