linux の KDE 環境でカーソルの点滅を止める方法の備忘録となります。
概要
KDE 環境において、テキストエディタやブラウザの入力時に表示されるカーソルの点滅を止めます。 PC においてテキストカーソルは点滅していることが一般的です。 しかし、私の場合は点滅されるとなんとなく気が散ってしまいます。 特にテキストエディタで入力しているときなど顕著です。
一部のソフトでは設定で点滅を止めることが可能なこともあります。 しかし、私がメインで使用している manjaro linux KDE Plasma ではそのような設定がないソフトも多いのです。
そこで、KDE 自体の設定をイジりカーソルの点滅を止めようと思います。
環境
PC 環境は以下の通りです。
項目 | 値 |
---|---|
OS | manjaro linux |
デスクトップ環境 | KDE Plasma |
IME | fcitx5 + mozc |
カーソル点滅を止める設定
対応しているソフトによってカーソル点滅を止める方法が異なります。 そのため、複数ヶ所の設定を変更する必要があります。
KDE 関係のソフト
# ~/.config/kdeglobals # 次の行を[KDE]セクションに追加する CursorBlinkRate=0
GTK 関係のソフト
# ~/.gtkrc-2.0 # 次の行をどこでも良いので追加する gtk-cursor-blink=0
記入後、PCを再起動か再ログインするとカーソルの点滅が止まるはずです。
日本語入力後にカーソルが消える問題への対処
日本語入力として fcitx5 を使っている場合は日本語入力後にカーソルが消えるかもしれないです。 これは fcitx5 のインライン入力において、一時的にカーソルが非表示となり、その状態が維持されているためです。
解決方法としては fcitx5 のインライン入力を止めることで対処可能です。 インライン入力を使わなくても特に困ることはないと思います。
次の設定を行うことでインライン入力を停止できます。
以上の設定項目でチェックを外すとインライン入力が停止され、カーソルが消えることもなくなります。
インライン入力が停止されたことにより、日本語の入力はカーソル下の方に表示され、Enter を押すと挿入されます。 個人的にはこの表示方法で特に困ることはないです。
おわり
以上の設定を行うことで KDE 環境におけるテキストカーソルの点滅を停止することができます。 自分の環境は manjaro linux となりますが、他の linux ディストリでも同じようにカーソルの点滅を停止させることができるはずです。
また、日本語入力時のカーソルが消える問題もインライン入力機能を停止することにより対処できると思います。 ただし、自分が使っている IME は fcitx5 です。 iBus や SKK を使っている場合はよくわからないです。