今回はもう一つの圧着工具を新調したので紹介です。 今回の圧着工具は非常におすすめで、私が社会人として働きだしてからずっと愛用しているものになります。 これまでは会社で使っているものを拝借して家で使用していましたが、モラルとしてどうよということで買い直しています。
今回の工具は裸圧着端子を圧着するものとなります。 少し前に電装ターミナルで使う圧着工具とは別物で用途が少し違います。 工場などでは今回の工具をよく使います。
新調した圧着工具
今回、新調した工具はロブテック社が販売している AK2MA ミニ圧着工具です。
https://www.lobtex.co.jp/products/tabid/140/pdid/AK2MA/catid/18/Default.aspx
ロブテック社は LOBSTER ブランドで工具を展開しているメーカーです。 モンキーレンチやプライヤが有名で街のホームセンターでも販売しているため、入手性も良い良質な工具メーカーです。
この圧着工具は「ミニ」という文言が入っている通り非常にコンパクトな圧着工具となります。 大体の全長が 170mm くらい、ハンドル部が 100mm くらいであり片手サイズです。 また、対応している端子の範囲もなんと 5.5mm2 まであります。 ただし、5.5mm2 の端子をカシメる場合はそれなりに力が必要なので、数が多い場合は通常サイズの工具を使うほうが良いと思います。
家で使っていた工具
家で裸圧着端子を使う場合は会社から工具を拝借するか、IWISS という台湾メーカーの圧着工具を使用していました。 IWISS の圧着工具は前回も書いた通り、安くそれなりに使いやすのですが、細かいところで雑な部分があります。
実際に使ってみると個人で使う分には良いと思いますが、業務などでは使わないほうが良いです。
工具の具合
ということで、裸圧着端子をテスト圧着します。
上がロブスターの圧着工具、下が IWISS の圧着工具でカシメた裸圧着端子となります。
ロブスターの圧着は極端に言うと四角型で圧着されており、IWISS は丸型で圧着されています。 圧着自体はどちらもしっかり出来ていますが、ロブスターの方が深くカシメられています。 個人的な感想ですが、見た目はロブスターの方がしっかりカシメられているように見えます。
家でこの工具を使う頻度はあまり高くないですが、使う際の品質は上がると思います。 電気は見えないこと、トラブルが発生すると最悪の場合、火災となるなど扱いに注意が必要です。 各工程の品質は高いに越したことはないです。
また、この圧着工具で最も優れていると思う点はグリップの角度です。 この手のミニ圧着工具ではグリップが真っ直ぐに配置されている商品が多いです。 しかし、ロブスターのグリップは若干、ハの字型になっています。 この角度が絶妙で、手への負担が少なく感じます。 また、クラッチを外すための最後のひと押しが自然に手を握る時と同じ位置になります。 他メーカーの圧着工具は自然に握った位置から更に握り込まないとクラッチが外れないです。
これは本当に素晴らしいです。
おわり
もう一つ、圧着工具を新調しました。 ロブスターのミニ圧着工具 AK2MA です。
実際、家で使う頻度は多くないですが、使う際には品質の向上が期待できます。
また、手にも非常によく馴染むよい工具です。