自分の作業部屋が完成したので、今回は 3D プリンタのメンテナンスを行っていきます。 作業部屋が出来たら真っ先に行おうと考えていたことです。 結構な頻度で動いてくれているのに、分解メンテナンスを行っていなかったのでこの機会にやっていきます。
対象とする機種は Prusa MINI+ です。 この機種については Orijinal Prusa MINI+ と自分で組立したコピー品の 2 機種保有しています。 ついでなので 2 機種共メンテナンスします。
とりあえず、最初は Orijinal の方から行います。
機械メンテナンスの基本は分解して、清掃、給油、ねじ類の増し締めとなります。 一応、Orijinal Prusa MINI を購入した時に付属していたマニュアルにメンテナンス方法の詳細が記載されています。 参考にしていきます。
また、PRUSA RESEARCH の HP でも各 3D プリンタのメンテナンスガイドが公開されています。 所有機種が Prusa 以外でも大変参考になります。
ともあれ、まずは 3D プリンタを分解しないと話しにならないので、バラバラにします。
ちなみに今回は、電気配線を外すのが面倒だったので接続したまま行っています。 本来であれば各配線を外した方が清掃などしやすいです。 ちょっと時間もなかったので、横着しています。
ここで、なんと各作業ごとの写真を撮り忘れています。
まぁ、やったことの一覧としては次のような感じです。
- フレーム全体を分解して清掃
- グリスが古くなっている箇所をクリーナーで清掃
- エクストルーダの分解、清掃
- ホットエンドおよびノズルの分解、清掃
- リニアブッシュへ給油
- Z 軸台形ねじのグリスアップ
- ホットエンドと冷却フィン間のサーマルペースト塗り直し
- XYZ 軸の垂直出し
- ファームウェアアップデート
- 各セルフテストの実施とキャリブレーション
以上です。
個人的なメイン作業としては、リニアブッシュへの給油とサーマルペーストの塗り直しです。 この作業は分解しないと出来無い作業なので割と気合いを入れて行いました。 といっても、そこまで大した作業ではないです。
各軸の垂直出しはある程度のレベルで終らせています。 ここはこだわり過ぎると終らない項目なのでそこそこ寸法が出た時点で終了しています。
ファームウェアに関しては、いつの間にか ver6.0 になっていたので更新しておきました。 私の場合はホットエンドの材質を純正から変えている為、配信されているファームウェアそのままではセルフテストが合格にならないです。 そのため、セルフテストのコードを少しだけ変更して自分でコンパイルし直す必要があります。 これらがちょっと面倒ですが、無事にファームウェアの更新もできています。
ということで、完成です。
メンテナンス後はテスト印刷もせずに、いきなり頼まれていた製作物を出力してみましたが、なかなか綺麗にできました。 満足です。
そして、上記全く同じことを自分で作ったコピー品の方でも行っています。
こちらもメンテ後、綺麗な印刷物の出力が出来ています。
おわり
3D プリンタのメンテナンスを行いました。
作業部屋が完成して最初の本格的な作業でしたが、部屋もなかなか良い感じです。
これからも色々と捗りそうです。