Synology NAS DS220+ を使ってWordPressを構築します。手順は以下の通りです。
- 概要
- WordPressのインストール
- WordPressの初期設定
- Webへ公開するためにNAS側の設定
- Webへ公開するためにルーター側の設定
- Webへ公開するためにWordPressの設定
- 発生したトラブル ← この記事
今回はWordPress構築に関するトラブルをまとめておきます。
WordPressに関すること
記事の投稿時に「正しいJSONレスポンスではありません」と出る
手っ取り早く直すのであれば WordPressの 「設定」 - 「パーマリンク設定」 - 「共通設定」 にあるラジオボタンを「基本」にすれば直ると思います。
もし、それでも投稿できない場合はブラウザのキャッシュを削除するかプラグインを全部停止するかを試して見て下さい。
私はラジオボタンの設定だけで直らなかったことはないです。
サイトアドレス (URL) がグレーアウトして変更できない
#6 Web公開するためのWordPress設定で詳しく書いていますが、「wp-config.php」ファイルを編集する必要があります。
Synology NAS を使っている場合はテキストエディタを使って編集できます。
レンタルサーバー等の場合は「FileZilla」などのFTPに対応しているソフトを使って編集、アップロードする必要があります。
「メタ情報」ウィジェットを消したらログイン方法がわからない
【WordPressのURL】/wp-login.php
にアクセスするとログイン画面に移動できると思います。
Synology NASに関すること
NASにアクセスできない
ブラウザを開いてアドレスバーに find.synology.com と入力する。
又は、IPアドレスが固定できていない可能性があるのでNASのIPアドレスを固定する。
NASにアクセスして、コントロールパネル - ネットワーク - LAN を選択して編集からIPアドレスを固定できます。
#5 Web公開するためのルーター設定で詳しく書いています。
IPアドレス固定後はブラウザのアドレスバーにIPアドレスを入力すると接続できる。
もし、IPアドレスの入力でWebサーバー画面ででるようであればIPアドレスの後に「:5000」も必要となる。
http://NASの固定IP:5000
ポート番号:5000は標準のポート番号です。
データベースの中を詳しく確認したい
パッケージセンターから「phpMyAdmin」をインストールするとデータベースの中身を確認できます。
ルーターに関すること
ルーターにアクセスできない
ルーターの説明書を確認してブラウザのアドレスバーにゲートウェイのIPアドレスを入力するとアクセスできるはずです。
初期設定の場合、大抵は以下のどれかだと思います。
192.168.0.1
192.168.1.1
192.168.10.1
192.168.11.1
ポート転送条件が追加できない
Synology NASの認定ルーターになっている場合、NASが自動でUPnPの設定を追加している可能性があります。UPnPの設定を確認してポート転送したいポート番号がないか確認して下さい。もし、UPnPに設定されている場合は削除するとポート転送の設定を追加することができるようになります。
その場合、IPアドレスだけでNASにアクセスができなくなるなど、利便性が落ちる可能性があります。注意して下さい。
終わり
今回でSynology NAS DS220+ を使ってWordPressを構築は終わりです。
NASの性能、使い勝手が向上しており、ほとんどトラブルは起こらないと思います。
便利な時代になったものです。
DS220+ は非常に高性能なので次はlinuxサーバーとかで遊ぶかもしれません。