Synology NASのソフトウェアを使ってみた感想

前回、Synology NAS を使い自前のクラウドストレージを構築しました。
そのときに、Synology製のnoteアプリやofficeアプリがあることを思い出しました。
そこで、全てのアプリをSynology製で統一できたら連携が楽そうだと思い試してみました。結果として、常用するには至りませんでした。

Synology Office

https://www.synology.com/ja-jp/dsm/feature/office

はじめに「Synology Office」を試しました。このアプリはブラウザで動作するOfficeソフトとなります。マイクロソフトのoffice onlineやGoogleスプレッドシートと似たwebアプリになります。個人的にはGoogleスプレッドシートに似ていると思います。

基本動作自体は軽快で日本語の入力もスムーズに出来ます。

ただし、保存したファイルの拡張子が特殊な形式であった為、常用するには至りませんでした。ワードファイルの場合は「.odoc」、スプレッドシートは「.osheet」という専用の拡張子となっているため、PCのOfficeソフトでは編集することができません。これは個人的にかなり勝手が悪いです。

参考までにGoogleスプレッドシートの場合はPCのファイラーからアクセスした場合、「.ods」という汎用的な拡張子となります。この拡張子はexcelでもlibreofficeでも開くことができます。つまり、PCのOfficeソフトで内容を変更することができます。

Officeソフトの動作自体は全く問題がなかったのですが、拡張子の汎用性が悪く、私の用途に合いませんでした。そのため、今回は常用しないという結果になりました。

正直、libreofficeが無料なのに優秀です。

Note Station

https://www.synology.com/ja-jp/dsm/feature/note_station

次にノートアプリを試しました。用途としては単なるメモ帳で使おうと思っていました。

このアプリは「Evernote」に近いアプリで、操作感やUIも似ています。同期も高速でPCクライアントもあり、いい感じと思っていました。

しかし、私の環境的な問題かもしれませんが、起動が遅かったです。これはメモ帳として使う用途として致命的です。メモ帳は何かメモしたいときにすぐに立ち上がって記入できないと駄目だと思っています。そう考えたときに起動の遅さがネックになりました。

結局、このアプリも常用には至りませんでした。PCでメモを取る時は軽量なエディタをスマホでメモを取る時はGoogle Keepを使っています。

そもそも、名前がNote Stationなのでじっくり何かを記入することを想定したアプリかもしれません。私の用途とそもそも合っていないのかも。

まとめ

Synology OfficeはPC側の操作の問題で使っていませんが、webアプリしか使わない人の場合は使ってみても良いと思います。動作の軽快で日本語入力も問題なかったので日常的な使用用途であれば全く問題ないと思います。重すぎる動作は試していないです。

Note Stationは起動速度の面で使っていませんが、じっくり記入するのであれば良いソフトだと思います。「Evernote」風なUIで非常に見易いです。また、クライアントソフトがlinuxに対応している点も良いです。PC側のクライアントソフトが高速起動するようになれば私も常用するかもしれません。

これらのソフトは個人で使うと言うよりもチーム単位で使うと効果を発揮するソフトかもしれません。