linux において web アプリを快適に使用するメモ的な記事です。
現在のソフトウェア関係では web アプリが市民権を得ています。 web アプリとはその名の通り、web ブラウザ上で使用される各種アプリのことです。 わかりやすいところでは google のサービス全般です。
個人的には動作速度やファイル保存の関係からあまり好きになれないです。 しかし、時代の流れ的には間違いなく、web アプリが今後も伸びていくと思います。
webapp-manager はそのような web アプリをネイティブアプリのように使用できるソフトです。 残念ながら、公式に windows や mac での使用には対応していないようです。 オープンソースなので自分でコンパイルできる技術を持っていれば別だと思います。
webapp-manager
https://github.com/linuxmint/webapp-manager
webapp-manager は linuxmint チームが開発している web アプリマネージャです。 元を辿ると Peppermint OS という linux ディストリを開発しているチームが作った ice というソフトだったようです。 このソフトを linuxmint チームがフォークしたようです。
https://github.com/peppermintos/ice/issues/66
linuxmint チームの姿勢は共感できる部分が多く、開発も活発ですごいです。
インストール方法は次の通りです。
Ubuntu や debian 系であれば公式の github から .deb パッケージを得ることができます。
私が使用している arch linux 系であれば aur を利用してインストールすることができます。
使用方法
使用方法は簡単で、使用する web アドレスとブラウザ、カテゴリを選択するだけです。
新規登録画面もわかりやすく、特に迷うことはないと思います。
登録するとスタートメニューに表示され、デスクトップアプリのように使用できます。 実際は設定したブラウザを別プロセスで起動して専用のウインドウに表示しているだけです。 しかし、メニュー等の各種煩わしい表示をデフォルトで OFF にしてくれている為、見た目が良いです。
私が主に使用している onshape という web 3DCAD を起動したときは次のようになります。
私の場合はほとんど onshape を使用する専用となっていますが、使い勝手が良いので非常に重宝しています。
windows 等での代替
windows は公式から専用のソフトが用意されていることが多いですが、web アプリを便利に使いたいのであれば下記ソフトが使えると思います。 ただし、下記ソフトは普通のブラウザを使うのとそこまで違いがないです。
個人的には Biscuit が動作も良好で使い勝手も良いと思います。
おわり
昨今は web アプリが主流でおっさん世代としては速度や使い勝手がなんとなく気になります。 electron で作られたデスクトップアプリもなんとなく起動が遅いものや使用していると重くなるものが多いように感じます。 気にならないソフトは気にならないので何か技術やノウハウ的なものがあるのかもしれないです。
まぁ、言っていても仕方ないので自分の使い勝手が良くなるように色々試してみたいと思います。
linux で web アプリを使用するのであれば、今のところは webapp-manager が一番良いです。