S字フックの形状検討と製作

S 字フックを 3D プリンタで印刷するために形状を考えてみます。 部屋に設置している突っ張り棒にカバンを吊り下げる為の S 字フックを用意する必要があり、近所のホームセンターに出向きました。 S 字のフックと言っても様々な形状があり、どの形が最適なのか悩んだ為、少し考えようと思います。

私の家から最も近いホームセンターに置いている商品の場合です。 品揃えによって、状況は変わってくると思います。

S 字フックの形状

S 字のフックを眺めていると主な形状は下記画像の 4 つに分けられます。

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S字の形状

1. 直線型

1 は S 字フックと言うより、棒の先端を曲げたような形状です。 主に吊り下げ寸法が長い商品に多く見られました。 「直」と書いているところは真っ直ぐな部分です。 あまり短い距離だと丸棒に掛けた際に傾きが大きくなり、抜け易いのだと思います。

2. 通常型

2 は一般的によく見る形です。 S 字を形成する部分が半円より長くなっているため、吊り下げた物が少々揺れてもフックが外れない形状だと思います。 ただし、丸棒に引っ掛ける際に少しだけ引っ掛けにくいようにも思います。

丸棒は n 寸法以下の物でないと入らないです。

3. 簡易型

3 は簡易型としましたが、少々安めの商品が主にこのような形です。 S 字を形成する部分が半円となっているため、吊り下げた物が揺れた際に最も落ち易いと考えられます。

使用用途によっては使わない方がよい形状だと思います。

4. 改良型

4 は 2 の形を改良して大きめの丸棒にも引っ掛けやすくした形状になっています。 ホームセンターの商品でもちょっとだけ値段が高い商品です。 ただし、高いと言っても S 字フックの値段なんてたかが知れています。

丸棒の寸法は n 以下でないと入らないです。

印刷

その他、諸々、本業の仕事中に力のかかり具合やどのような場合に外れるかなどを真面目に考えていました。 お高い本業用の CAD を使い図面を書いたりしていました。 真面目に考えているところは全くおもしろくないため割愛します。

結果、まぁ、4 の形状が無難です。 ということで、改良型の形状で印刷を行います。

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印刷

印刷した後に、そもそも図面が失敗していることに気がつきましたが、一応使えるのでそのまま使います。

取り付け

ラブリコという木工 DIY で使われる商品で Φ30 の丸棒を対象としたシリーズがあります。 今回印刷した S 字フックはその Φ30 丸棒に取り付けてカバンを吊り下げる予定です。

取り付けた感じはこのようになります。

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取り付け

バックパックを吊り下げても大丈夫そうです。

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バックパック吊り下げ

まとめ

S 字フックの形状と強度や使い勝手をなんとなく真面目に考えていました。 自分は 3D プリンタを使い印刷しましたが、

まぁ、ステンレス製の S 字フックならなんにも考えなくて大丈夫です。