今回は猫ドアを取り付けるにあたって設計をします。
正直、ここまでする必要はないと思いますが、時間もあったのでやってみました。
木材の選定
はじめに、反った木の代わりを選びます。普通の木材にするとまた反って同じことの繰り返しになるので今回は「集成材」を使うことにします。集成材というのは簡単に説明すると小さい木材を接着材で着けて規定の寸法にした材料です。通常の切り出し木材と違って反りが出難いです。値段は若干高いです。
材質はなんでもよかったのですが、近くのホームセンターを見に行くと「赤松」の集成材にちょうど良い寸法のものがあったので買ってきました。
ちょっとだけぶつけたので少し傷が付いていますが、見えない内側にするので問題ないです。集成材は見た目がきれいでいいですね。
最終的には前のと同じ色のペンキを塗ります。
数年前から余っているのでもったいないから使います。
図面の作成
3Dプリンタで窓のレール部に合う部品を作るので、ついでに猫ドアを取り付ける木材に開ける穴も3DCADで書きます。
平面図はこんな感じ
3Dで見るとこんな感じ
全体の長さは窓の大きさに合わせています。猫ドアを取り付ける下からの取付寸法は猫の足の長さに合わせています。平面図で寸法125mmのところです。ここが高すぎたり、低すぎたりすると猫が通り難くなるので足の長さに合わせてあげます。
次に窓のレールに合わせるガイドの図面を書きます。
窓のレールは断面をみるとこんな感じになっているため、当たりが真っ直ぐだといろいろと具合が悪そうです。そこで、うまいこと嵌まるレールを作ります。
(砂が溜まってたので写真撮ったあとに掃除しときました。)
この部品は3Dプリンタで作るので角を丸めるなど細かいところまで書きます。
角をちょっと丸めたり、固定用のビスを逃がすための穴もそれなりに書きました。
実際に使うビスの寸法を測って書いたので特に問題なく取り付くと思います。
設計終了
これでとりあえず設計は終わりです。正直、大した作り物でもないのでここまでする必要は全くないです。3Dプリンタで作る部品は書く必要がありますが。
今回はいい木材を使っているので数年後も何かに再利用しようと思い図面に残しています。しかし、普通に作るだけならメモ帳に書くだけで十分作れます。レールの部分もノミか何かで溝を作れば終わる部分なので......
次回は作った図面を元に実際に製作していきます。