3D プリンタの耐久テストとコップの印刷

先日から寒波が日本を襲っており私の周辺も大変なことになっています。

私の住んでいる部屋は断熱材が入っていないタイプの古い建築となっています。 そして、住んでいる高知県という土地は朝晩の寒暖差が激しい地域でもあります。 この寒波でも昼間はそこまで寒くなかった感じです。 朝晩は非常に寒いです。

そのような環境なため冬は部屋に置いているプラスチック製品が割れたりします。 特に歯ブラシを入れているコップが何故かよく割れてしまいます。 なんか毎年冬になると割れているような気がします。

そこで、今回は自作した 3D プリンタの耐久テストも兼ねて少し印刷時間のかかる物を造形してみようと思います。

3D プリンタ

印刷に使う 3D プリンタは正月に組み立てた Prusa MINI のクローン品となります。 よくあるキットではなく自分で部品を揃えて組み立てしている為、耐久性に不安があります。 特に電源については名の通ったメーカーではなく Amazon 限定ブランドの安物を使用しているため信頼度が低めです。 ただ、電源なんて設計が大きく違うものではないと思うので大丈夫だと思ってはいます。

rn.nyaomin.info

使用するフィラメントは eSUN の白色 PETG フィラメントになります。 以前買ってから放置しておいた物をいい加減使おうと引っ張り出しています。 PETG なので食品安全性についても問題ないと思います。

3D モデル

印刷物は冒頭で書いた通り、歯ブラシを入れるコップです。 ちなみに、私の場合、口を濯ぐ際の水についてはコップを使わず掌でいくタイプです。 学生時の部活でワイルドに鍛えられています。 そのため、少々妙な形でも気にしないことにします。

デザインについては自分で適当に作ろうと考えていました。 しかし、Thingiverse を眺めていると良さそうなデザインを見つけたのでそのままダウンロードして印刷してみようと思います。 「樽」です。

https://www.thingiverse.com/thing:703127

基本的に使わないですが、水を入れるには使い難そうです。

また、CG 系のモデルを 3D プリンタで印刷する際は必ずプレビューを確認した方が良いです。 CG を作る人は非常に拘って作られている場合が多くそのまま印刷をすると形が上手く出ないことがあるからです。 そのような場合は条件を変えてスライスすると品質を改善できます。

今回のモデルは底面にサポートを追加するだけでキレイに印刷できそうなタイプです。

スライス確認

印刷

ということで印刷しました。

印刷終了

かなりキレイに印刷できています。 時間にして約 10 時間の印刷となっています。

印刷の条件調整も上手く出来ているようで PETG でよく見られる糸引きもほぼ無いです。 表面の造形も滑らかに印刷されており、元データでも表現されていた木目調もしっかり表現できています。

また、心配していた電源もトラブル無く動作しています。 造形中に高温になることやコイルなどが鳴くようなこともなかったです。 危なげなく終了しています。

自作の Prusa MINI クローンは製作完了と言って良いと思います。 これからは第二サブ機として活躍してもらいます。

コップの完成

コップも完成しています。 歯ブラシと歯磨き粉を突っ込んでみました。 先日、歯科検診の終了時に頂いた歯ブラシといつも使っている歯磨き粉です。

完成

狙ったわけではないですが、きれいに収まっているように思います。 これ木目調のフィラメントを使えばもっとそれっぽくなるかもです。 又は塗装するかです。

おわり

なんか、割と気に入っています。