RAPIROの駆動準備

普段私が遊んでいる RAPIRO の整備を行っています。

その内で、搭載している raspberry pi の交換を検討していました。 が、今まで通り raspberry pi zero を使うことにします。

作業中

結果

結果的に raspberry pi の交換は行わないです。 今まで通り、raspberry pi zero を搭載して RAPIRO を使用していくことにしました。

元々は raspberry pi 3 A+ 辺りを購入して搭載するか、手持ちの raspberry pi 4 を使う予定でした。

しかし、テストとして raspberry pi 4 を動かしてみたこと、RAPIRO 側の電気容量を調べた結果として断念しています。

断念した理由は次の二つです。

  1. RAPIRO 基盤からの電源容量が足りない
  2. 接続するケーブルを増やしたくない

RAPIRO 基盤からの電源容量が足りない

RAPIRO のメイン基板には 5V の出力があり、raspberry pi へ電源供給できるようになっています。 公式にも接続用のケーブルが付属するなど、raspberry pi との連携を元に考えられています。

しかし、その電源出力は 1.5A が最大となっています。 RAPIRO の回路図を見ると、5v の出力は LD29150DT50R という電圧レギュレータが使われています。 この IC を調べると出力仕様が 1.5A となっています。

検討していた raspberry pi の推奨電流値は次のようになります。 参考として raspberry pi zero も載せます。

raspberry pi 基準電流 (A) 推奨電流 (A)
3A+ 0.35 2.5
4 0.6 3.0
zero 0.15 1.2

基準電流値は普段使うくらいの電流値です。

この値を見ると 3A+ も 4 普段使いには使えるように見えます。 が、実際に試してみた結果、少し重いアップデート時にフリーズする等、悪影響が多かったです。

ということで電源の容量が足りていないです。

接続するケーブルを増やしたくない

電源の容量が足りないのであれば RAPIRO 基盤からではなく、直接電源を与えれば解決します。 USB C であれば大電流値の電源が多く売っています。

しかし、RAPIRO は動かして遊ぶロボットです。 ケーブルが付いていると動かすときにもなんとなく格好が悪くなります。

ということで、接続するケーブルは最小限にしたいという考えがあります。

結果として、搭載する raspberry pi は zero を使用します。 zero であれば wifi も内蔵されているので、アダプタなどを差す必要性もないです。 ただし、CPU の性能は格段に落ちます。 この辺りをどのようにカバーしていくかということになります。

余談

ちなみに、私が所有している raspberry pi zero はカメラのケーブルを固定する金具が割れています。 そのため、標準のカメラを搭載することが難しいです。

買い直したいと思っているのですが、品不足でラズパイの高騰がひどいです。

もっと安くなってもらいたいです。